2026/02/07今年最初の雪が〜降ってきました。流石に東京でも雪が降ると一段と冷え込みますね。
寒さも極まる2月。春のための準備を始めるにはちょうど良いタイミングという話です。
ご相談を受けていると、季節に応じた生活という感覚が、少しずつ薄れてきているのかもしれないと感じることがあります。冬になっても暖かく過ごせる衣類や空調が整い、私たちは季節に関係なく、同じような生活リズムで過ごせるようになりました。
しかし東洋医学の古典では、季節に合わせて暮らし方を変えることが大切だと繰り返し説かれています。たとえば冬と春を比べてみると、その違いはとてもわかりやすく示されています。冬は寒さが厳しいため、日光を感じられるまでは無理に動かず、静かに過ごすようにとされています。一方で春は、陽気が増し、外に出て活動することが勧められる季節です。
『素問・四気調神大論』より(原文)
冬三月、此謂閉蔵。
水氷地坼、無擾乎陽。
早臥晚起、必待日光。
使志若伏若匿、若有私意、若已有得。
春三月、此謂発陳。
天地倶生、万物以栄。
夜臥早起、広歩于庭。
被髪緩形、以使志生。
冬は寒いのですから、外で活動するなら防寒を整え、日が沈んだ後は無理をしない。これは特別な養生というより、自然な感覚とも言えるでしょう。けれど現代社会では、季節に関係なく同じ活動量を求められる場面が少なくありません。
東洋医学では、冬をどう過ごすかが、春の状態を左右すると考えます。冬にしっかりと休み、内側に力を蓄えておくことで、春になったときに気持ちも体も伸びやかに動きやすくなります。春のための準備は、春になってから始めるのではなく、実は冬の過ごし方からすでに始まっているのです。


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