最近、イボや肌荒れによく効くと言われるハトムギの質問が増えているため、ブログにしておこうかと思います。
豊島区長崎、西武池袋線の椎名町駅から徒歩2分の漢方薬店互善堂のブログです。
さて、ハトムギって聞いたことある方も多いかと思います。よくペットボトルのお茶とかにも含まれています。私もテレビCMで刷り込まれています。「ハトムギ、玄米、ツキミソウ〜」これで覚えました。いや本当に、テレビのCMって人の脳に直接刷り込みますよね。
話が脱線しました。
ハトムギって見たことありますか?薏苡仁とも呼ばれます。イネ科の植物で、ジュズダマが原種とされています。ジュズダマはお手玉の中身でしたね。黒い殻で硬かった記憶があります。ハトムギは薄い殻に覆われていて、殻付きのままであればお茶にして、殻を剥いたものはお粥などに混ぜて食べることもできます。雑穀米として売られているお米の中に入っていることもあります。実は身近な食べ物ではありますが、いざ意識的に摂取しようと思うとどうすれば良いのか迷ってしまうハトムギについて色々と誤解もあるようなので解説していこうと思います。
ハトムギの効果
主要成分にコイキセノリドが含まれていて、薬効として滋養、強壮、いぼ取り、抗肌荒れ、血糖効果作用、抗腫瘍作用があります。漢方薬として薏苡仁湯や麻杏薏甘湯の主要生薬の1つとなっています。漢方薬では利尿、消炎、鎮痛、排膿といった効果を期待して含まれていますが、ここで漢方薬としては1つ気をつけなければいけないことがあります。
ハトムギの漢方薬的な効果
漢方薬とはその人の体質に合わせて生薬を組み合わせます。ハトムギが入っているからイボとりに効く!という考えは早計です。以前、薏苡仁湯をイボ取りの漢方薬と思って飲んでいる方がいました。その方は体の冷えがひどくなって漢方薬の継続を断念したそうです。実は薏苡仁湯は体を冷やす効果があります。溜まっている熱と湿を排出し、関節の動きを良くしたり痛みをとったりする効果を期待されている漢方薬です。ハトムギは薏苡仁と呼ばれるからハトムギの美容効果が薬になったらもっと効くだろう!は間違った認識です。
イボとり、美肌効果にハトムギはどう使うか?
イボを取りたい!という悩みを抱えている人は多いのかと思います。そんな方にはハトムギ茶やハトムギの健康食品を探していただくのがお勧めです。漢方薬としてではなく健康食品としてハトムギを摂取しましょう。
殻付きのハトムギを購入した場合、天日干しでよく乾燥させてから、フライパンなどで焦がさずによく炒りお湯で煮出します。
ちょっとめんどくさいと感じる場合は、ハトムギのサプリメントがお手軽です。ハトムギのサプリメントは当店で予約受注販売いたします。ご相談ください。
料理上手な方ではハトムギを食感のアクセントとして使うことがあるようです。ちょっとモチッとした感じが癖になります。もし、もともと冷え性という方は、生姜と一緒に料理すると冷え性を緩和することができます。ベニバナやサフランも体を温めてくれます。色合いや香りを考慮して料理に活用できると楽しそうですよね。
そのほかのハトムギから期待できること
ハトムギは利尿作用が強いことも特徴の1つです。水太りタイプの人であれば、足のむくみが取れてきたり肥満の改善が期待できます。(ダイエットは適切な食事量と適度な運動を第一に!)追加アルファでハトムギを取ってダイエットを効率良いものにしたいですね。
関節に水が溜まりやすい方や膀胱炎になりやすい方もハトムギを意識的に取るようにすると予防できる可能性があります。
互善堂で生活に取り入れやすいハトムギ売ってます!
互善堂では、漢方薬の他に、生活に取り入れやすいサプリメントなども取り寄せが可能です。直近で美容効果が期待されるハトムギをご希望された方がいらっしゃったので、ハトムギ粉末をお店に在庫しております。在庫が切れ次第、受注販売となります。大量に購入されるなら、直販サイトの方が安いかと思いますが、まずはお試しにという方は、送料のかからない互善堂で是非ご購入ください。
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