池袋から西武池袋線で一駅。椎名町駅から徒歩2分の漢方薬店互善堂です。
2021/07/16、関東は梅雨明けをしました。夏がやってきました!
夏は好きですか?
夏バテしやすいから嫌い・・・なんて人も多いと思います。そんな人におすすめの漢方薬もあるのですが、まずは薬に頼らず、食事や運動で予防してみましょう!
おすすめのお手軽夏バテ対策の一品
もずく冷奴
なんとも定番的ですが。スーパーやコンビニで3個パックで冷奴ともずくが売っています。簡単に買えるところがなんとも良いですよね。
豆腐は水商売と言われることがあるぐらい、豆腐を作る際の水の量で作れる量も変わってきます。なので、味の濃い豆腐の方が大豆の取れる量がぐっと増えるため、本当は街の豆腐屋さんで味がぎゅっと濃い豆腐がおすすめです。
もずく冷奴は汗をたくさん出したのに食欲が低下した日におすすめです。逆に、1日冷房の中にいて、汗をあまり出していない場合、手足が冷房冷えしている場合には不向きとなります。
大豆
薬膳でもよく取り入れられる大豆。大豆は畑の肉と呼ばれるほどタンパク質が豊富です。豆腐にすることで炭水化物が減少してより消化されやすい形になります。胃腸が疲れている時などは豆腐がおすすめです。
大豆には胃腸を丈夫にしてコレステロール値を下げる効果があります。利尿作用もあるので、むくみがちの女性にはおすすめです。
現代の栄養学から見ると大豆の脂質の大半はリノール酸やレシチン、サポニンなどコレステロールを除く働きをするため、動脈硬化や高血圧が心配な人は積極的に取り入れたい食材です。
もずく
もずくも大豆と同じく、コレステロール値を下げ、むくみを解消する作用があります。海藻類の多くは東洋医学的に余分な熱と水を排出すると言われています。ミネラルも豊富に含まれていて、汗で流れ出てしまったミネラルの補給として優秀です。
ここで注意したいのが、体が冷えやすい人は多用しない方がいいということです。実際、家の中では冷房がんがんで、ほとんど外出をせず、汗をダラダラ垂らすことはほとんどないよっていう人は夏でも冷え性という人が増えています。適度な運動をして、汗をかいて、食事をするというサイクルを崩さないようにしましょう。
夏の大敵・・・暑すぎる!寒すぎる!!
家の中で熱中症を起こす人がいると聞くと、まさか!と思うかもしれませんが、高齢になってくると暑さ寒さに鈍感になってきます。汗もかきにくくなるため、「汗をかいていないのだから暑くはないのだろう」という考えにもなるようです。また、節約の観点から寝るときはエアコンを消して寝るという人も多いと思います。朝方に足をつるという場合は寝汗をかなりかいている可能性があります。最近のエアコンはかなりエコになっているので、昼間よりは少し高めの温度設定で一晩中つけっぱなしでのおやすみでも良いかと思います。扇風機を回せるようであれば、風が直接体に当たらないように壁に向けて回しておくと翌朝調子を崩すということが少ないです。
日中、あまりの暑さにエアコンの設定温度が低すぎる!なんてこともあります。男性と女性だと体温の違いから設定温度で争いが起きることがあります。汗ダラダラで室内にいる人を見るのか可哀想なので温度低めにすると、前から部屋にいた人の足先はキンキンに冷えているということも。厚着をすればいいじゃないかという声も聞こえてきますが、一度冷えるとそうゆう問題でもなくなります。共存って難しいですね。私はこの件に解決策は持っていません(汗)
生姜
話を戻しますが、部屋の設定温度が低すぎて、真夏なのに冷え性という人がいます。冷え性には生姜とよく言いますが、食事に生姜を継続的に取り入れても体質的に冷え性が改善するわけではありません。ただ、生姜の入った食事をすれば、食後の体温の上昇が長続きしやすくなります。そもそも、食後に体温が上がりにくい人は脾胃の弱りがある可能性があります。脾胃を強化できる漢方薬でまずは脾胃を強くすることを考えてみてください。
冷房で手足が冷えていたり、普段あまり汗を描かない人にはおすすめです。体温が上がったときに汗を出せるようになっておくと、いざ外出の際に暑さにやられるということが少なくなります。
脾胃の強化と、汗を出しやすい体にしておくこと。これから2ヶ月ほど暑い日が続くので、体調管理をしっかりしておきたいですね。
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