2021年は秋花粉の飛散量が多い【漢方薬で対策】

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西武池袋線椎名町駅近くにある漢方薬店互善堂です。午前中は漢方薬のご相談、午後は鍼灸師をしている小内が健康や体のご相談を承っております。お気軽にご連絡ください。

2021年は秋花粉症に注意

2021年は秋花粉の飛散量が多いというニュースを見ました。秋花粉とはブタクサ、モグサ、カナムグラという野草が花粉を飛ばします。

花粉症とは花粉によるアレルギー症状です。花粉症と言えばスギ花粉によるものが有名ですよね。毎年3月から4月にかけて辛くなる方はスギ花粉のアレルギー症状が出ていると言えます。次に有名なのが4月から5月にかけてのヒノキ花粉。日本は花粉は年がら年中、何かしらが舞っていると言われています。

秋は野草が花粉を飛ばしています。その量が例年に比べて多いというニュースがありました。今年の夏は暑くて台風が少なかったため、野草がよく育ったのだと思います。飛散量が多ければ、今まで秋に花粉症の症状が出たことがなかった人も発症する可能性があります。

秋花粉の症状

秋花粉の症状はスギ花粉の症状と特に変わりありません。くしゃみ、鼻水、目の痒み、そして喉の痛みや違和感です。
ここで注意したいのが、新型コロナウィルスの初期症状と酷似しているという点です。特に、喉の痛みに関して、吸い込んだ花粉が喉の粘膜に張り付き、アレルギー症状として炎症を起こします。炎症が起きているため、微熱を発熱する人もいます。秋花粉の症状なのか新型コロナウィルスの初期症状なのかを見分けることは困難となります。どちらにしてもですが、くしゃみや鼻水の症状がある時は、くしゃみエチケットや鼻水を拭いたティッシュの処理などには慎重な対応が必要です。

秋花粉症の症状に効果的な漢方薬

秋花粉に関わらず、花粉症に効果的な漢方薬はいくつかあります。有名なのは小青竜湯です。小青竜湯は鼻水やくしゃみの症状が特に強い時に頓服として一日5回までを目安に服用します。鼻が詰まって呼吸がしづらいという状態が続くようであれば葛根湯加川芎辛夷です。鼻が詰まるときは首筋や背中の凝りも一緒に併発していることが多いのですが、その凝りにも効果が感じられると思います。
くしゃみが止まらない場合は麦門冬湯もお勧めです。
もし鼻水が黄色っぽく、体も火照っていたり炎症が強い場合、荊芥連翹湯がお勧めです。透明なサラサラな鼻水は小青竜湯。粘っていたり黄色みがあれば荊芥連翹湯という使い分けでお試しください。

季節が変わって、花粉症の症状が落ち着いてきたら、花粉症の症状が出にくい体づくりを目指していきましょう。各々の体質によって小柴胡湯、柴胡桂枝湯、補中益気湯、六君子湯、八味丸、牛車腎気丸など、さまざまな漢方薬があります。こちらは是非ご相談ください。

余談:本治と標治という漢方薬の考え方

漢方薬の考え方として、症状が悪化していて、その症状への対処療法として飲む漢方薬と、症状が落ち着いてきて、その症状が今後出ないようにするために飲む漢方薬があります。対処療法を標治、根本改善が本治と言います。「根本改善すれば症状も治るっていうんなら、最初っから本治の漢方薬を出せよ!」と言われそうですが、そううまくいかないのが人間の体です。場合にもよるのですが、例えば、小さな段につまずいて転倒し傷口がぱっくり開いてしまっている時はとりあえず止血と傷口の消毒をして雑菌が入らないように対処します。こんな時に、小さな段につまずいてしまったのは前腿の筋力が落ちて足が上がらなくなったからだから、筋トレを優先しようとは誰も思わないはずです。まずは、目の前の傷を治し、痛みが引いてから筋トレをするべきと考えるでしょう。花粉症などのアレルギー症状にはこれと同じ考え方をします。アレルギー症状というのは体の炎症なので、まずはその炎症を抑えます。炎症が治って落ち着いているときに体の根本の改善を目指すことになります。体の根本の改善には筋トレ同様、一昼夜にして成せるものではありません。数ヶ月と時間がかかるものです。まずは辛い症状、激しい症状を抑えて、落ち着いてから本治に入っていきます。

2021年は秋花粉の飛散量が多いということで、花粉症に関する漢方薬などのご紹介となりました。興味を持っていただけたらtwitterやFacebookなどでご紹介いただけると嬉しいです。

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