漢方薬を飲むタイミングは食前でなければだめ?漢方薬、服用の疑問

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西武池袋線椎名町駅から徒歩2分もかからないところにある漢方薬店互善堂のブログです。午前中は登録販売者として漢方薬の相談、午後は目白で鍼灸師をしている小内がブログ更新をしています。

漢方薬を飲むタイミングは、食後ではだめなんですか!!?

よくある質問の1つに、漢方薬を飲むタイミングを聞かれることがあります。漢方薬はいわゆる西洋薬と呼ばれる医師から処方される白い錠剤とは違い、用法・用量の欄に「1日3回食前または食間に服用すること。」と書かれています。
西洋薬の食後の服用に慣れている私たちは、、、大概、飲み忘れます。そうなると、代わりに食後に飲んでもいいのかな?という次の疑問が生まれてきますよね。。。その答えは、食後の服用でも構いません。

なぜ食前に飲むのか?

その疑問に答える記事を見つけました。
漢方薬の教科書とも言われる『傷寒雑病論』という古典があります。漢方薬は昔も今も、この『傷寒雑病論』を基礎に調合・研究されています。『傷寒雑病論』が書かれたのは紀元後500年ごろの後漢の時代です。いつの時代にも最新医学というものがあり、その最新医学も次の世代で研究研鑽されて次の最新医学になります。漢方薬に関しての知識は『傷寒雑病論』の時点で基礎が確立された状態でした。ただ、漢方薬を含む医術は一子相伝のような体系をとっていたため、『傷寒雑病論』を補足する臨床部分は広く知識として残されず、さらに西洋医学の台頭で追いやられていきました。
話はそれましたが、その『傷寒雑病論』には漢方薬を食前に飲むようにと記載されている薬はごく少数とのことでした。現在、なぜ漢方薬は食前に飲むということが常識になったかは明確には判明していませんが、1940年台の日本の書籍には食前に飲むことを勧める記載があったそうです。なお、現代の中国の漢方処方では特に食前・食間にこだわる指示はなく、むしろ食後と指示されることもあるそうです。

吸収が良くなる説と私の場合

漢方薬で使われる生薬は植物由来のものが多く、すごく極端な例えをするならば、野菜スープです。その野菜スープの栄養を最も効率よく吸収するには空腹時に飲むのが一番良いという考えがあります。しかし、実際には一番最初に胃に入れたものが最も吸収効率が良いなんていう実験結果はないらしく、理屈としては私も信じていたのですが、どうやらそこまで気にしなくて良いらしいです。
そして、私の場合、漢方薬を空腹時に飲むとゴロゴロしてしまうようで、あまり好みません。ですので、空腹時に関係なく、生活リズムで飲むようにしています。起床時、12時ごろ、寝る直前などに飲んでいます。何よりも飲む習慣付けの方に重きを置いている感じです。飲むことを忘れたことに悔やみ、食後に飲むことに罪悪感を抱かなくても良いというのは良い発見だったと思います。時々、薬を飲み忘れたことで気分を落ち込ませる人がいると聞くことがあります。そんな方が身近にいるようでしたら教えてあげてください。漢方薬は食後でも大丈夫。。と。

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