オリゴ糖って体にいいらしい・・・?どんなふうに?どんな食材に含まれているか確認しましょう。

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西武池袋線椎名町駅から徒歩2分の漢方薬店互善堂です。健康に関するあらゆることをご紹介していきます。
今回はオリゴ糖についてです。オリゴ糖は体にいいらしい・・・けど、どういった作用があるのか確認してみましょう。

オリゴ糖がもたらす体への影響

オリゴ糖は免疫力向上に役立ちます。オリゴ糖は腸内の上皮細胞にくっつき、病原体が腸内の上皮細胞に侵入するのを防ぎます。また、オリゴ糖は腸内細菌の善玉菌の餌になり、善玉菌の増殖にも繋がります。善玉菌が増えると腸内環境を酸性に傾かせ、悪玉菌の増殖を抑えることができます。食物繊維や乳酸菌に加えてオリゴ糖も摂取することで腸内環境を整えることができます。

オリゴ糖の種類

オリゴ糖にはフラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖など様々な種類があります。これらはビフィズス菌の栄養にもなるほか、低甘味料として使われ、整腸、免疫機能の向上に貢献します。種類の違いは原材料によるものです。乳糖からなのか、砂糖からなのか、大豆からなのか・・・の違いです。

オリゴ糖が血糖値の上昇が穏やかにすると言われる理由

オリゴ糖のオリゴとは少ないという意味です。糖類は1つの糖が数個から何万個とくっついて形成しますが、オリゴ糖は3〜20程度が繋がったもののことを指します。この数の違いは何を表すかというと、消化やエネルギーに利用する際の複雑な処理を必要とするか必要としないかです。ブドウ糖という1つだけで形成されるものは胃腸に入るとすぐに吸収されすぐにエネルギーに利用することができます。オリゴ糖では消化吸収が単糖より穏やかになります。そのため急激な血糖上昇を避けることができ、白糖を使用するよりも血糖値が上昇しにくいと言われます。
ここで注意が必要なのは、オリゴ糖は白糖よりも甘さが低いため、同じ甘さにしようとすると白糖よりも量が必要になり、その分結果として摂取カロリーは上がってしまう可能性があります。カロリー制限をするためにオリゴ糖を選択するという考えや、健康にいいからオリゴ糖を積極的に摂るという考えは摂取カロリーオーバーになる可能性もあるので注意が必要です。

オリゴ糖が含まれている食品

オリゴ糖は身近な様々な食品に含まれています。大豆、ネギ、ごぼう、ニンニク、アスパラガス、ブロッコリー、アボカド、バナナなどなど、日常的に頻繁に食べているものに含まれています。免疫機能向上のためにどうしても追加でオリゴ糖を摂ろうと考えると特定保健用食品なども販売されています。日常使う砂糖の代わりとして使うこともできますが、前述の通り、甘さが低くてもカロリーはあるので、摂りすぎには注意をしましょう。

まとめ

オリゴ糖は腸内細菌のエサとなり免疫細胞の活性化をしてくれるものであり、さらに腸の上皮細胞に付着して病原体からの直接の攻撃を防いでくれる優れものです。上手に取り入れて免疫力を維持してください。

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